甲府・山梨の地域お便り情報!
甲府市は、山梨県の中部に位置する都市で同県の県庁所在地・特例市です。
甲府市の概要甲府市は山梨県の中央を南北に三日月形に縦断していて、市街の中心部は甲府盆地の中央から北寄りに位置しています。また、山梨県は首都圏に属する県として東の関東地方への志向性が強い県です。
2000年11月1日に特例市に指定され、近年では宝石研磨産業が盛んです。
甲府という名称は、1519年に武田信虎が居館を石和(今の笛吹市石和町)、川田(今の甲府市川田町)から躑躅ヶ崎館(今の武田神社・甲府市古府中町)へ移した時に、甲斐国の府中という意味として甲府と命名されたことから始まっています。戦国時代に武田氏の本拠地となってから武田氏が滅亡すると徳川氏や豊臣系の大名の浅野氏が甲斐国を経営し政治的中心地としました。江戸時代では江戸の西方の守りの要とされたり、甲州街道の宿場町としても盛えていました。
甲府市の地理・気候
甲府市は甲府盆地の中央部を南北に縦断していて、360度を奥秩父山塊・御坂山地・南アルプスの山々に囲まれたその地形を太宰治は、著書「新樹の言葉」の中で、「シルクハツトを倒(さか)さまにして、その帽子の底に、小さい小さい旗を立てた、それが甲府だと思えば、間違いない」と表現しました。市街中心部の標高は約250mから300mですが全体の標高差は大きく、最低部は南部の笛吹川付近の標高約245m、最高部は最北端、長野県川上村との境界にある金峰山の標高2,599mと標高差は2,350mもあります。北側大半は秩父多摩甲斐国立公園となり、奇岩、渓谷美で有名な国指定特別名勝御岳昇仙峡は山梨県を代表する観光地です。